色と香りを自分の為に用いる方法は色々あります。

例えば記憶力を良くする方法は、ヒノキの香りを嗅ぐことで海馬の神経細胞が増え、記憶力が良くなるようです。
またヒノキだけでなく、香りと脳、香りと記憶力の研究報告は多数みられますが、その中でも有効なものとして「ローズの香りを部屋に漂わせ、そこで覚えたいことを覚える。再度、寝る時にもローズの香りを嗅げる状態で眠りにつく」。寝てる間に記憶が整理されるのを、香りという刺激により記憶の定着を促進するとのことです。

ローズなどは幸せや快感を感じる神経伝達物質を促進させる報告もありますが、人は誰でも好き嫌いがあるので、「自分の好きな落ち着く香り」なら他の香りでも代用できると思います。

色や香りは一般的には「目で見るもの、鼻で嗅ぐもの」との認識がありますが、意識はされていない無意識でも、実は皮膚を通じて色や香りを感じているのではないかという実験報告も幾つかあります。

例えば有名なところでは、目隠しをした人を赤い部屋に入れると、体温の上昇や血圧の上昇など身体に多数の変化を及ぼすというのがあります。青い部屋では赤い部屋に入れた時と逆のことが身体で起こるとのことです。

赤はやはり交感神経に関連してると思われるので、「モテたい人」には着こなす事で有効なアイテムになるかもしれませんね。俗に言う「吊り橋効果(怖いドキドキと好きなドキドキをすり替えて好きになってしまうもの)」を期待できます。

逆に青い服は気持ちを落ち着かせリラックスさせるために、学習する際には有効な色とされています。また、冷静でいたい人、冷静さや頭脳明晰に見られたい人にも活用できますね。

余談ですが、メガネをかけるだけでも「頭が良く見える」との実験報告もあります。
あと、アメリカの収容所で怒りやすい凶暴な囚人をピンクに塗った部屋に入れると、大人しく従順になるという話もあります。

今日はこの辺で。