木こりは怒ったようにキツネを呼び止めました。

「おいおい、命の恩人に対して礼も言わないのか?
恩知らずなキツネだなぁ。」

キツネは答えました。

「あなたが言葉の通りの行動を取っていたら、私は何度もお礼を言ったでしょう。
でも、あなたの手は、言葉とは反対の動作をしていましたよ。」