ネットで調べものをしていたら、成功法則で著名な方が「運」について語ってらっしゃるのを拝見しました。
要約すると、その方は「見て覚える」「聞いて覚える」など、本や人の意見などを取り入れて成長しない人は、「身体で覚える」など、苦しみながら「間違っていることを身体で覚えないと」いけない。
故に「結果、失敗し続ける」みたいなことをおっしゃってました。私は「なるほどなー」と思いました。
私自身が不器用で間違いを繰り返しながら「やっとたどりつく」なんて繰り返しの人間なので、自分が意識していない考え方は勉強になります。
あなたは何かを覚える時にどのように覚えると覚えやすいでしょうか?
「見て覚える」「聞いて覚える」「書いて覚える」「口にだして覚える」「身体で覚える」など、様々な覚え方があると思います。
それぞれに利点もあり欠点もあるんじゃないのか?と私は思いますが、どう思われますか?
「身体で覚えたり、経験で覚えたりすることが得意な方」が、「見て覚えたり、聞いて覚えたり」する事を主体とした試験などでは実力を発揮することは大変でしょう。
その様な人でも諦めず「書いて覚えることや音読で覚える事が得意」と気づき、学習に活かせば成績も良くなるでしょう。
その事に気づかず努力しても覚えられないことで学習が嫌いになり、勉強が出来なくなる人もいるのではないでしょうか?
しかし、そういった方も身体を用いた作業やスポーツなどでは実力を発揮し、人一倍覚えが早かったりして「学生の頃は成績は良くなかったが、仕事は出来る」なんて人も数多くいます。
ただし、その方が現場を離れて役職に就き、仕事でもまた「見て覚えたり、聞いて覚えたり」する事を主体としたものが必要になれば、ミスや失敗が続き自信がなくなって仕事も嫌になってしまうかもしれません。
このタイプの人達とは逆に、「見て覚えたり、聞いて覚えたりする」ことが得意で学業の成績も良かった方が、たまたま「身体で覚えたり、経験することで覚えたりする」ことを必要とした仕事に就いた場合などは、「学生の頃は成績も優秀で上手くこなしたのに、何でこんなに上手くいかなくなってしまったんだろう?」と思う事もあるかもしれません。
これはただ単に、今までとは「違う覚え方」を社会や会社などが要求してきただけのことですよね?
こんな言われてみれば当たり前の事でも、気付かずに人は無意識で慣れ親しんだ覚え方をしようとしたことで失敗を繰り返したりしてしまいます。
「能力」「性格」「運」「霊」などのせいにしてしまい、事態を悪化させたり、宗教や占い・霊能者など、かけ離れた方向に進んで迷子になったりもします。
困った時ほど「不思議な力」に頼りたくなるのも「人間の弱さ」ではないかな?と思います。でも実は意外とその答えは自分の中にあり、「無意識に行ってたものに気づくことで解決することもあるんじゃないかな?」というお話でした(笑)