最近はこの楽観主義、いわゆる「前向きに考えれば上手くいく」とか「楽観的に考えたほうが上手くいく」という考えが、至るところで見受けられます。

確かに楽観的で前向きに考えれる人は、迷いやためらいがない為、目標を達成するために自分のエネルギーや時間を集中して目標に費やす事ができるので実現もしやすいでしょう。

しかし、脳の性質上、日本人の脳(特に女性)は、やはりどうしても元々「ネガティブになりやすい人」も多くなるのも事実でしょう。

元々がそのような脳の性質をもっている人が、無理やり「楽観的にしなければいけない」「前向きに考えないといけない」と言われても、「そんなに簡単にできないよ」「反ってストレスになってしまった」、そんな人も多いのにはうなずけます。

もちろん、考えを変えれた人は素晴らしい人で、出来ればそれはそれで良いことだと思います。しかし、何事も無理は続きません。あらゆるものには必ず「良い面」と「悪い面」があります。

生きていればいつ何時、自分が想像していた事とは違う出来事が起きるかは解らないものです。
どんな凄い人が「自分は出来る」と思っていても、そうはいかない場合も必ず来るものです。

予期せぬ出来事は神様じゃないので誰でも起こってしまうものです。
もし本当に楽観的な考えや前向きな事しか考えれないとしたら、出来なかった時の事は当然考えていないはずです。そんな時に困るのは「悲観主義」の方より「楽観主義」の方の方ではないでしょうか?

これは、「楽観主義」が癖になっている方は気をつけておかないといけないことだと思います。
その点、悲観主義の方などは「もしダメだったら」が常に頭にあるので、準備もぬかりなかったり、甘い計算もしないでしょう。ダメだった時も想定内ですからね。そもそもチャレンジすらしないかも(笑)

ここで言いたいのは、どうしても悲観的な考えが浮かんできてしまう人なら、無理して楽観主義にならなくてもいいんじゃないかな?ということです。

それより先程言った「自分の悲観主義からくる良い面を見つけ出す事」から始めたほうがいいのではないのかという事です。悲観主義から来る肯定的思考法ですね(笑)