和魂の働きの「親」は「悪」と変ずる。
「仲間と共に悪事を企てる悪魂」

和魂の働きの「親」は親しみを持って人との交流をなす為に必要な力です。
人と親しみを持ち交流することは社会生活を営む人としては大切なことでしょう。

人の気持ちが傷つけられることの多くは、人の言葉だったり人の態度だったり、人と関わりを持ち交わることで生じるものでしょう。

逆に、人と関わりを持ち交わることで、何かになりたいと憧れたり、何かの目的を遂行したいと思ったりしてヤル気が出たりもします。

または人の温かい言葉、人の優しい気持ち、人の思いやりのある態度で癒されたり、立ち直ったり、救われたりするのも、人との交わりから生まれるものでしょう。

傷ついても人と交わることを選ぶのか、傷つくのを恐れて交わりを避けるのか、どちらが良いかなんて私などには解りません。きっとその人なりに、その時々に色々な場面に応じてどちらも必要なことだと思います。

ここで問題とするのは和魂の働きの「親」、親しみを持って人との交流をなす力。
何故この事で「親」は「悪」と変ずるのでしょうか?

私なりに考えてみました。

人と親しく交われば、当然自分の意見と合わないことが必ず出てきます。
その為には他者に合わせる事も必要になってきます。

その合わせる内容の中でも、自分で「悪い事」と内心では思っていても、その交わった人達が「みんなでしよう」という事になれば、なかなか「私はしない」と断れない時もあると思います。

特に日本人はこの傾向が強いのではないかな?と思います。
「朱に交われば赤くなる」と言うものです。

「赤信号みんなで渡れば怖くない」なんてのも、「たけしさん」が昔、言ってましたね。

こういった事が、和魂の働きが強い人は気をつけなければならないことです。

例えば・・・・