色々とタイプを知る方法はありますが、まずは様々な場面で使われてきたもの、長い間使われてきたもの、誰でも分類が見極めやすいものなどの条件を満たすものが無難じゃないかな?と思います。

その条件に当てはまるものに「ソーシャルスタイル理論」があります。
「ソーシャルスタイル理論」は1968年、アメリカの産業心理学者ディビッド・メリル氏とロジャー・レイド氏が提唱したコミュニケーション理論です。

人を4つのタイプに分類することでコミュニケーションパターンを知り、適切なコミュニケーションのとり方を教えてくれるものです。
多くの企業でも取り入れられているものなので、聞いたことがある人もいるでしょう。

この4つのタイプを理解する事で、相手に接する際にどのようなコミュニケーションとれば良いかが解ってきます。
ここではなるべく簡潔に書いていきます。(簡単に、且つ、応用しやすいことを重視して書いていくので、他と異なる事があってもご了承くださいね。)

まず、下図のように4つの窓があります。この窓にそれぞれのパターンがあり、「このどれかに当てはまるであろう」という考え方です。現実にはこのパターンのどれかが重なる事や、相手によりタイプを使い分けていると理解しやすいでしょう。

まず、この窓を形成しているのが「感情表現」の縦の軸と「自己主張」の横の軸です。
要するに、二つの軸の強い弱いの組み合わせが4つのタイプに分類されているということです。
では一つ一つ順に見ていきましょう。